■私の好きなピンボール・マシン


 これは私の独断と偏見で恐縮です.
 私は旧Williams Electronics Games, Inc.(現WMS Industries, Inc.傘下のWMS Gaming, Inc.)の製品が好きなので,Williams/Bally/Midwayブランドのマシンが並びます.
 記憶をたどりながら書いているので,少々あやふやですが,ご容赦ください.
 ブラケット内はメーカー名,発売年,ゲーム・デザイナです.
 山かっこ内は現在プレイ可能な設置店と最近プレイした年月です.
 今のところデジカメ(キヤノンの初代IXY200)による写真と音声付き動画が主です.
 このページのほかにコレクション・ルームにも画像があります.
ミニ・インコ・マークはインスタント・ルール・シート(IRS)へのリンクです.

●Funhouse
[ Williams,1990,Pat Lawlor, Larry DeMar ]<ダーツ・バー“You are Sir”,2004年9月>
 プレイ中の録音(MP3)  IRS

 

当時のチラシの表と裏
   スタート時のRudyの動画→


 私を虜(とりこ)にした機種です.プレイ・フィールドにRudyという人形の顔が鎮座しており,目をパチクリさせ,口をパクパクさせて憎たらしい罵詈雑言(ばりぞうごん)を吐きます(^^; ruddyは「赤ら顔」とか「いまいましい」という意味です.
 Jackpotは,このRudyの口へシュートすると得られます.
 私は国内のゲームセンターだけでなく,在日米軍基地内やサンフランシスコ空港やラスベガスでも,これをプレイしました(^^;
 表示パネルはオレンジ色の16セグメントPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)の2行表示です.この貧弱なディスプレイで,バリエーションにあふれる「めくるめく表示」を実現しています.まさに「ハードウェアを骨までしゃぶるソフトウェア」であり,かつてのApple ][の秀作ゲーム・ソフトウェアを彷彿とさせる出来映えです.

 私はこのマシンで,ピンボールの基本を学びました.セグメント表示が導入される前は,ドラム・カウンタ(機械式でドラムに書かれた数字が回転して表示される)による数字だけの得点表示だったそうです.16セグメント表示器の導入で,アルファベットや簡易グラフィックスを表示できるようになり,またハイスコアを取ったプレイヤーのイニシャルを表示できるようになり,1980年代に廃れつつあったピンボールの復権を果たす足がかりをつかみます.

 PDPは今でこそカラー化されていますが,1970年代にはキャッシュ・レジスタの数値表示などに7セグメントものが使われており,当時はGDP(Gas Discharge Panel)と呼ばれていました.米国のSperryや日本の富士通が製造し,日本のTECのキャッシュ・レジスタに採用されていたのを思い出します.16セグメント・ディスプレイは,アルファベット1文字を英国国旗のように配置した電極で発光させて表示するもので,別名「ブリティッシュ・フラッグ・ディスプレイ」ともいいます.民生用だとhpのプログラマブル関数電卓41cの液晶表示あたりが最初じゃないかなぁ.

 もう一つ,IPDBで調べていて思い出したフィーチャーがあります.左右両方に設けられたスプリング・プランジャです.左からプランジャで発射することもできるんですよね.これはFunhouseだけのオリジナルなフィーチャーだと思います.1994年に発売されたWilliams社の“Road Show”(デザイナーはPat Lawlor)や,Data East社の“Guns’N Roses”も二つのプランジャーがあるんだそうです.Mickyさんご指摘ありがとうございます.(^^;

## Playing tips ##
(1)眠っているRudyの口へシュートすると1 millionが得られ,マルチボールがスタートします.これは3ボールです.

(2)マルチボール開始とともにトラップ・ドアが開くので,そこへシュートすると1 millionが得られます.するとドアが閉じてしまいますが,2ボール以上を維持したまま中央ランプ・レーンへシュートすると再びドアが開き,ドアへシュートすると2 millionが得られます.これを繰り返すと3 million,4 millionなどと得点を得られます.このときBGMも変化します.
 FunhouseにはJackpotがないので,これがJackpotおよびSuperJackpotに相当します.

(3)マルチボール中に2ボールを失うと,トラップ・ドアが閉じてしまいます.しかし,マルチボールのBGMが鳴っている間にヒドン・ホールウェイへシュートすると,ホールウェイ・マルチボールがスタートします.これは2ボール・ゲームです.
 ホールウェイ・マルチボールがスタートすると同時にトラップ・ドアが開きます.ドアへシュートするとマルチボールと同様に1 millionが得られます.これは2ボールとはいえ,マルチボール・ゲームのリジュームといえます.

追加:
 ダーツ・バー“You are Sir”にて、10年ぶりぐらいに再会しプレイできました.
 同店は池袋駅西口の立教大学通り沿いにある古本屋「夏目書房」向かいの路地を入った左手にある店です.営業時間は18:00ごろから深夜にかけてですが,事前に電話確認したほうが望ましいです.場所がわかりにくいです.Pinballはこれ1台だけでした.(2004年9月)
 久しぶりにプレイした結果,思い出したことがあります.

(1)左プランジャは,いわゆるskill shotのミニ・ゲームでだけ使います.上から順に 50 million,Lite Extra ball, Frenzyのランプが点灯しているホールへシュートすると,それぞれのボーナスを得られます.

(2)Funhouseにはボール・セーバー機能がありませんありますが,プランジャからのシュート直後の5秒間ぐらいしか働きません.セーブ機能が動作中はShoot Againライトが点滅しています.1990年発売のセグメント時代だと,これが普通かもしれません.代わりにExtra ballのチャンスが多目のようです.

(3)時計を11:45まで進ませるとRudyが眠り,大口を開けている間に口の中へシュートすると1 millionを得られます.同時にRudyが目を覚ましマルチボールが始まります.マルチボール中にトラップ・ドアにシュートするとJackpotです
 なお,Rudyを眠らせた直後にボールを失っても,次のステージでRudyは眠ったままです.

(4)インスタント・マルチボールは2ボールです.3ボールではありません.

(5)Funhouseには,Jackpotがありません.IRSを読んでいただくとわかりますが,ないのです.1990年初頭以降のマシンはJackpotによって大量得点できるのが当たり前ですが,Fun houseには付いていません.そもそもJackpotが初めて搭載されたのは1985年に発売されたHighspeed(Williams,デザイナーはSteve Ritchie)なんだそうです.

●Getaway (Highspeed ][)
[ Williams,1991,Steve Ritchie ]<オモロン西新小岩店,2004年8月>
 プレイ中の録音(MP3)   IRS

    スーパーチャージャー・レーンを走行中の動画(改訂版)→
マルチボール中に点滅する赤色灯の動画→

 左上にSuperChargerというティア・ドロップ形のレーンがあり,ここにシュートすると,レーン内を回転して1回転ごとに1 millionが得られます.「キーーーーーン,ドゴン・ドゴン・ドゴン…」という効果音は,前者がチャージャーの動作音,後者がロード・ノイズだと思いますが,アドレナリンを沸騰させる味付けです.このレーンの機械的構造も工夫されていて,レーンは1箇所不連続点があり,これが舗装のつぎはぎ風のロード・ノイズを醸し出しています.
 自動車王国の米国でこそ生まれたストーリーであり,チープでバタ臭いけどパワフルさのある,良くも悪くもアメリカン・テイストにあふれる作品だと思います.
 BGMも秀逸です.

<追加>
 これは,Highspeed ][のサブタイトルがあるように,1985年に発売された初代Highspeedの後継です.プレイフィールドは初代とほぼ同一です.なお,初代もSteve Ritchieのデザインです.
 初代Highspeedは,ピンボール業界初のJackpot機能,プレイヤーの習熟度に応じて難易度が変化する機能,故障箇所を自動診断して表示する機能など,1980年代後期の各社のソリッド・ステート機の標準的フィーチャーを搭載したマイルストーン的マシンだったようです.

## Playing tips ##
(1)オレンジ色のRPM矢印ライトが左回りと右回りの両方にあります.ここにシュートしてボールをグルリと一回りさせるとRPM(エンジンの毎分回転数)が上がってギヤをシフトアップできる状態になります.シフト可能になると“SHIFT GEARS”というガイド・メッセージが表示されます.

(2)ボール・ロックは二つある緑色のLOCK矢印ライトの方向に向かってシュートします.ロック・ホールに相当するのはプレイ・フィールドの右上上端です.LOCKライトが点灯していないと,ロック・レーンの入り口が閉じていて,ボールは1周して戻ってきます.

(3)ジャックポットは,マルチボール中にスーパー・チャージャー・レーンにシュートすることによってONになり,さらに上述したロック・ホールにシュートすれば成立します.
(4)ビデオ・モードに入った直後にVIDEO MODEと表示されたら,すぐさま5thギヤにシフトアップし,左右フリッパーを使って常に車線を変更する,つまり蛇行運転をするのがコツだと思います.

●Twilight Zone
[ Williams, 1993, Pat Lawlor ]<オモロン西新小岩店,2004年8月>
 プレイ中の録音(MP3)

 

 同名映画の版権物です.次のようなギミックに満ちたゲームですが,プランジャはスプリングによる手動式と電磁プランジャを併備しており,新旧の味わいを合わせ持つマシンです.
  (a)マルチボールは6個
   ふつうは3個ですが,なんと6個もでてきます.6個マルチボールの元祖かな?
  (b)パワー・ボール
   ボールのうち1個だけ白い「パワー・ボール」があります.こいつは,他のボー
  ルと違って,パワーボール特有のボーナス・ポイントが得られます.
  (c)パワー・フィールド
   メイン・プレイ・フィールドのほかに,左上に三角形のサブフィールドが
  あります.このサブフィールドには,フリッパーがありません.サブフィールド
  内に二つの電磁ソレノイド・コイルが埋め込んであって,フリッパーを操作する
  とパルス的に電磁力を発生します.それを利用して三角形の頂点にボールをシュ
  ートするのです.

## Playing tips ##
(1)プランジャ・レーンは上から順に黄色,オレンジ色,赤色に塗り分けられています.スプリング・プランジャでシュートするときには力を加減して,ボールが穴に落ちず,しかしできるだけ穴に近い「黄色」の領域を通過して戻ってくるようにします.するとYellowアワード(3 jet bumpers added)がもらえます.このテクを身に付けておくと,Super Skillショットのミニ・ゲームで最大のボーナス(Extra Ballなど)が得られます.

(2)Clock Millionのミニ・ゲームでは,中央上部の右ランプ・レーン入り口と左ランプ・レーン入り口に挟まれた緑色のスイッチをシュートします.シュートするたびに1 millionです.

(3)ミニ・ゲームをプレイする度に中央のドア・ライトが一つずつ点灯していき,すべてのドアを集めると,ビッグ・ゲームがスタートします.

●Fish Tales
[ Williams, 1992, Mark Ritchie ]<オモロン西新小岩店,2004年8月>
 プレイ中の録音(MP3)

 

 ボート・フィッシングを題材にした楽しい作品です.タイトルは「お魚の話」ですが,内容は「釣りの話」ですね.BGMと効果音が楽しい作品です.こういうオリジナル作品でおもしろいピンボールを設計するのに,Williamsのデザイナー達は長けていると思います.
 トップ・レーンでLIE(うそ)の3文字を完成すると,「うそ」の倍率が高まります.洋の東西を問わず釣り逃した魚は大きいというわけですね(^^;
 基本的なマルチボールは,右上にあるCasters Clubへ3個シュートすると始まります.1個シュートするたびに左側の水車状のリールにボールが蓄えられていきます.このあたりは見ているだけでも楽しいなぁ.
 中央にあるボートの左舷(port side)と右舷(starboard side)に交互に数回シュートすると,モンスター・フィッシュが現れます.
 ロング・キャスト(右から左へ大回りして1周すること)するたびに,ボートの中央にあるボーナス・ランプが下から順に点滅していきます.この状態でボートの船尾(stern)にあるキャプティブ・ボール(捉えられたボール)にシュートすると,そのボーナスがONになり,該当するランプが点灯したままになります.
 余談ですが,なぜ左舷をport side,右舷をstarboard sideと呼ぶかご存じでしょうか?昔の英国の木造船は,左舷を接岸することになっており,右舷に舵板(steor board)が付いていたからだそうです.Oxford English-English dictionaryによると,steorはsteerの古英語で,steor-boardが訛ってstarboardになったらしいです.船の用語は北欧のケルト人たちの言葉が転用されているらしいので,英語とはまた違う雰囲気ですね.すると,Stern pinball社はさしづめ「船尾」社長の会社ということになりますね.
 リプレイするとバック・グラス上の大きな魚の模型がブルブルと跳ねます.単なる飾りじゃなかったんですね.

## Playing tips ##
(1)Monster Fishが現れたら,できるだけ早く右上上端(トップレーンのLIEの右上)へシュートします.するとMonster Fishミニ・ゲームの残り時間に応じてボーナス・ポイントがもらえます.

(2)Rock the boatでは,左舷と右舷にシュートするたびにmillionポイントが得られます.

(3)Feed frenzyでは,すべてのターゲットがmillionになります.

(4)ビデオ・モードでは,スクリーンを左右に横切るジェット・スキーやボートを魚雷でやっつけます.そのなかにEBの2文字が登場することがあって,それを撃破するとエクストラ・ボールが得られます.

●Indiana Jones (Indy Jones)
[ Williams, 1993, Mark Ritchie ]<オモロン西新小岩店,2004年8月>
 プレイ中の録音(MP3)  IRS

 

 スティーブン・スピルバーグ監督による同名映画の版権物です.多数のギミックが用意されていて,とても楽しめます.BGMといい,ストーリーといい,よくもうまく原作を取り入れてあると感心します.
 中央のドロップダウン・ターゲットを3枚とも落とすと,ロック・ホールが現れます.マルチボールは3個のボールをロックすることによって始まります.
 左上にミニ・ゲームと呼ばれる第2のプレイ・フィールドがあって,フリッパーによってプレイ・フィールドを右や左に傾けながら手前のアウト・ホールまで,ボールを転がします.

●White Water
[ Williams, 1992, Dennis Nordman ]<オモロン西新小岩店,2004年8月>
 プレイ中の録音(MP3)  IRS

 

 筏(raft; いかだ)くだりをテーマにしたユニークな作品ですが,とても楽しめます.BGMといい,プレイフィールドの絵柄といいプレイしていて涼しくなるようなセンスの作品です.Whirl poolという球が吸い込まれていく漏斗(ろうと)なんか素晴らしいセンスです.IPDBで調べたら,この人の作品でBlack Waterってのもありました.元Ballyのデザイナーですね.
 ピンボールに季節ものがあるとしたら,本作品は間違いなく夏物です.夏はWhite Waterで決まり!
 私は巣鴨キャロットでプレイしていましたが,開店直後の秋葉原セガ・タウンにもありました.本マシンに限らず,セガ・タウンのメインテナンスは残念ながら行き届いておらず,気持ちよくプレイできたのは開店直後だけでした.

## Playing tips ##
(1)中央のロック・ホールの手前に三つの緑色の丸いライトがあります.これが点滅しているときに,ここへシュートすればロックされます.中央のロック・ホールの左側に黄色と白色の四角いターゲット・スイッチがあります.(記憶があやふやで,プレイフィールドの写真からも判断できないのですが,どちらかがLockです)これにシュートするとロック・ライトが点灯します.

(2)プランジャからボールを発射するときに,ぎりぎりに弱く発射してください.するとボールは右上のミニ・フリッパーのほうへ転がり落ちてきますから,ランプ・レーン(Insanity fall)や渦巻き(Whirl pool)へシュートできます.

●Creature from the black lagoon
[ Williams/Midway, 1992, John Trudeau ]<オモロン西新小岩店,2004年8月>
 プレイ中の録音(MP3)  IRS



 映画の撮影や上映を題材にした作品です.BGMと効果音が楽しいマシンです.
 古いユニバーサル映画の版権ものだそうです.こんなテーマで良くぞ作ったものだと首を傾げたくなるマシンですが,これもとても味わいのあるゲームを楽しめます.
 「黒い干潟からやってくる怪物」は,バック・グラスに黄緑色で描かれています.  プレイフィールドの真ん中が半透明の窓になっていて,マルチボール中に三つのSearchターゲットにシュートすると怪物がそこに投影されるギミックがあります.

●Guns N' Roses
[ Data East, July 1994, Joe Kaminkow, John Borg, Lyman F. Sheats Jr., Slash ]<Shibuya@Style,2006年3月>



 ついに10年ぶりに再会できました!(^^)v 頭の中に残っていたGuns N' Rosesの曲が蘇りました.
 同名のロック・バンドをピンボールにした作品です.面白いのかどうか半信半疑でプレイすると,けっこう楽しめて,次第にはまっていった記憶があります.
 右手前のプランジャがハンドガン(拳銃)形のエレクトリック・プランジャ,左側はスプリング式のプランジャでローズ(薔薇)の花をかたどったレバーが付いています.

 ←左右のプランジャ・レバーが凝ってます(当時のチラシから)

 右上のホールへシュートするたびにバンド・メンバーが増えていき,ディスプレイに十字架の絵が現れて表示されます.バンド・メンバーを6人集めるとマルチボール開始です.なお,Shibuya@Styleの場合,6人集めなくとも第3ステージの開始時(ボール3)でマルチボールが始まるように設定されているようでした.マルチボールはJurrasic Parkゆずりの6ボールです.6ボールと6人のメンバーをかけてあるわけですね(^^)
 左ランプ・レーンと右ランプ・レーンへ交互にシュートすると,GUNSNとROSESの文字を集めていくことができます.
 得点は1994年当時を反映して,かなりインフレしています(^^; Shibuya@Styleの場合,リプレイは800Mil.に設定されていました.

 プレイフィールド上に凝ったギミックは見あたりませんが,乗りの良いBGM,外観デザイン,美しいプレイフィールドなどがプレイヤーを惹きつける作品だと思います.
 意欲的な作品だったとは思いますが,後続作にはお目にかかれませんでした.

●Jurassic Park
[ Data East, June 1993, Joe Kaminkow, John Borg, Ed Cebula ]<マグマ川越店,2006年5月>  IRS



 十数年ぶりに再会できました!
 スティーブン・スピルバーグ監督による同名映画の版権ものです.DataEastのマシンのなかでは,秀逸な出来だと思います.見どころはT-rex(ティラノサウルス・レックス)が,目の前のくぼみに置かれたボールを食べるところです.鉄のボールを噛み噛みしているようすは,けっこうかわいいものです.「よ〜く噛んで食べるんだよ〜」といいたくなります.(^^)


ボールを食べるT-rexの動画

 スマート・ミサイルは,ゲーム中に1度だけ使える強力な武器です.Litしているボーナス・アイテムを必ず取得できます.

 マルチボールは2ボールのミニゲーム,ジャックポットを狙える3ボール(トライボール),そして最大6ボールがあります.6ボールにするには次の二つの方法があります.(1)のほうが簡単です.
  (1)マルチボール(3ボール)中にJackpotをした直後にスマート・ミサイルを発射する.
  (2)System Failureを完成する.

 Caos(ケイオス;混沌)というミニゲームでは,すべてのターゲットがミリオン・ポイントになり,さらにCaosジャックポットで無茶苦茶に高得点(1,200,000,000=1200Mil.=1.2Bil.=12億点)を稼げます.得点インフレ・ブームの火付け役といえるマシンだと思います.

 トライボール開始時には効果音とともに台全体がブルブルと振動します.これも凝ったギミックですねぇ.ありったけのアイデアとベストを尽くして設計されたSSフリッパーの名作だと思います.プレイフィールド手前のピカピカのDECOロゴが誇らしげに見えます.(^^)

●Dirty Harry
[ Data East  Williams, 1995, Barry Oursler ]<オモロン西新小岩店,2004年9月>
 プレイ中の録音(MP3)

 

 クリント・イーストウッド主演の同名映画の版権物です.良くも悪くもDataEastらしい,チープな作品だと思います.まぁ,そこそこ楽しめますが,Williams社のピンボールに比べるとイマイチです.

訂正:
 すみません.DataEastではなく,Williams社の作品でした.Mickyさんご指摘ありがとうございます.
 いやぁー,さすがWilliams作品!チープだけどアメリカン・テイストたっぷりで楽しめる作品ですねぇ!(~-~;)バキ\(--;

追加:
 オモロン西新小岩店に入荷したので,久しぶりにオモロンへ向かい,プレイしました。
 う〜む,なつかすいッ! 第一印象は「やっぱData Eastちゃう?!」です.もちろんWilliams社のマシンなんですけど,プレイフィールドのアイテム群がJurassic Parkのようなプラモデル感があります.ストーリー展開もなんとなくData East的…というより,この時期のData EastがWilliamsを真似ていたんだそうです.(^^)
 でも,プレイしていくうちにストーリー構成とゲーム展開のおもしろさ,ミニ・ゲームのセンスなどがWilliams的だと感じました.つまり奥が深くて,的を得ている感じです.う〜む,微妙(^^;
 これはDirty Harryというタイトルのマシンですが,BGMやらLetter box bombなどはDirty Harry 3をベースにしてますね.Scorpioが登場するあたりはDirty Harry 1ですな.つまりDirty Harryシリーズ全部がベースということかな?
 おもしろいギミックとして,.44 Magnumを模したガンがあります.発売時期からすると,たぶんTerminator 2のメカの流用かな? 私は,これで結構ハイ・スコアを稼げました.Super Jackpotが決まると何だか得した気分です(^^; でも,ロードされるはずのボールが3〜4球に1回ぐらいロードに失敗してポロリと落ちてしまいます.これは興醒めですが,昔プレイしていたときもそうでしたから,この機種に固有の持病のようです.ボール・センサがいかんのかな?

●Bram Storker's Dracula
[ Williams, 1991, Barry Oursler ]<オモロン西新小岩店,2004年8月>
 プレイ中の録音(MP3)

    「さまようように横切るボール」の動画(改訂版)→

 ドラキュラが呻(うめ)くように叫ぶ声が不気味な感じのゲームです.“Do you believe in destiny”(あなたは運命を信じますか?)という声で始まります.
 マルチボールは6個です.棺桶(coffin)に3個のボールをロックすると,ドラキュラが復活し,マルチボールの始まりです.
 見どころはプレイ・フィールドをゆっくりと「さまようように横切るボール」を打ち落とすミニ・ゲームです.プレイ・フィールドの下にボールねじで駆動するキャリッジに取り付けられたソレノイド・コイル(電磁石)が仕組んであり,電磁石にボールが引き付けられて,右から左あるいはその逆にゆっくり移動します.このゲームのオリジナルなフィーチャーです.初めて目にするとびっくりします.
 左アウト・レーンにキックバックがないのですが,かなり長時間ボール・セーバーが働きます.マルチボール開始直後もボール・セーバーが働くあたりは初心者に優しい配慮ですね.初心者にとっては,マルチボールを開始できただけでもうれしいものです.こういうちょっとした設定がリピーターを増やすように思われます.

●StarTrek - The next generation
[ Williams, 1993, Steve Richie ]<なし>  IRS

 有名な同名テレビ映画の版権ものです.BGMといい,効果音といい壮大なイメージのあふれる作品です.
 特記するようなギミックはありませんが,けっこう楽しめます.
 測ったことはないのですが,ピンボール台の横幅が広めではないでしょうか?これは宇宙の広大さを表したかったのかも.なお,Jurassic Park(Data East)は幅が狭めです.

●The Addams Family
[ Bally (Williams), 1991, Pat Lawlor ]<アミューズメントスペースTAMA,2005年9月>

   

 同名映画の版権ものです.Williams社の有名なPinballデザイナーPat Lawlorによるヒット機種で,累計生産台数2万2000台を記録したそうです.
 ギミックとして,小さな手のひらが出てきてボールをつかんで消えていきます.小さな手のひらの先端に電磁石があって,鉄球であるピンボールを吸い付けていきます.見ていて楽しいギミックです.
 そうそう,効果音のいくつかはFunhouseと同じものが使われています.まぁ同じ会社の製品とはいえ,効果音の使いまわしはちっと意外でした.このサイトを開設してから気づいたのですが,両方とも同じPat Lawlorの作品だったからかもしれません.ほかのマシンでは効果音の使いまわしは,あるでしょうか?
 そつのないストーリー構成で,安心して末永く楽しめるマシンでした.これも再会してみたいマシンの一つです.

<2005年9月:アミューズメントスペースTAMAにて再会>
 ピンロケ情報を元に訪問した京王多摩センター駅そばの小さなゲームセンターで再会しました.
 右上フリッパーのゴムが紛失していたり,左ミニ・フリッパーが上がったまま戻らなかったりとコンディションは悪いですが,なんとかプレイはできました.あの懐かしいサウンドも蘇りました.
 しかし,騒がしい店内にたった1台だけポツリと置かれ,ろくなメインテナンスもされずにけなげに働きつづける名機…ピンボール業界最大のヒット作を半ば宝の持ち腐れにしているように思えました.

<プレイ可能なお店>
・オモロン西新小岩店(2006年5月時点)
・ネバーランド(2006年5月時点,限定生産のコレクターズ・エディション)
Pinball Location(古い記録も含まれています)


●Terminator 2: Judgment Day
[ Williams, 1991, Steve Ritchie ]<なし>



 同名映画の版権ものです.プランジャーが銃になっていて,第1球からターゲットを狙いながらシュートします.この銃はモーター駆動でゆっくり回転し,ターゲットの方向を向いたときにトリガ・ボタンを押すのです.いやぁ,単純なギミックだけど楽しめたなぁ.効果音が良かったせいかなぁ.
 五つぐらいあるチェック・ポイントを一つずつ安全化(Secured)にしていきます.
 BGMと効果音がアドレナリンを分泌させるゲームです.これもかなりはまって遊んだ記憶があります.これも再会してみたいマシンの一つです.


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